山笠

2002年7月5日
山笠は博多の有名なお祭り

この時期になると思い出す

父が肺ガンで入院してた
毎日 母と交代で看病に行ってたこと

病院は 地下鉄で45分
歩いて 15分
おまけに 家から駅まで車で5分
歩くと 20分

病院って辛いところです
みんな ストレスたまってます
当たり前ですよね
痛い 苦しい 悲しい 悔しい 怖い 寂しい
いろんな思いが・・・・

日曜日の夜はナースコールが鳴り響いています。
看護婦さんが少ないから
ずっと ずっと 鳴っています
あたしが 代わりに行ってあげたれたらって思うくらい

同じ部屋に、じーちゃんが入院してるから毎日世話をしに来るばーちゃんと仲良くなりました。

じーちゃんの病気は詳しくはわからないのですが
黄疸が出てて いつも寝てます
意識レベルが低いっていうのかな????
毎日 ばーちゃんは寝ているじーちゃんに話しかけていました。
でもばーちゃんも具合が悪く 別の病院に入院したりしてました。
『子供がいないから 二人でがんばろうねって生きてきたんだ じーさんの声が聞きたい。起きて声を聞かせて 』って
ばーちゃん言ってた

じーちゃんは ベットがドアの方だったので
もし起きてたら ばーちゃんに話してあげたいと
思って通るたびに顔をのぞいたもんです

2ヶ月くらいたった頃かな

夜 帰る用意してたら
ばーちゃんが泊まりこみの許可が出たみたいで
タンカみたいな 簡易ベットをおいてたので
『今日 泊まるの?』ってきいてみた
『許可もらったから 泊まる』
『そう じゃまた 明日ね バイバイ』

あたしは 笑って手を振ってバイバイをした


次の日来た あたしはビックリして
看護婦さんに 詰め寄った
『ここの じーちゃんは?』

朝6時頃 亡くなった

じーちゃんのベットが空になってる
ばーちゃん・・・。

あたしは あの時笑顔でバイバイした
ばーちゃんの顔が忘れられない




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